後鼻神経は、脳から蝶口蓋孔という穴を通って鼻の中に出てきます。その後枝分かれをして鼻の粘膜の中を走行します。粘膜の中を走行している神経を探し出して電気メスなどで焼灼するか、もしくは蝶口蓋孔を同定して動静脈とともに焼灼します。
粘膜下下鼻甲介骨切除術や鼻中隔矯正術と合わせて行うことが多いです。
他にも同じような分泌の神経は鼻の中に存在するため、機能が廃絶してしまうことはありませんが、くしゃみ、鼻水などの症状は、花粉症も含めてかなり軽減されます。
個人差はありますが、くしゃみ、鼻水など自覚症状が半減したという方が多くいらっしゃいます。